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建築ディテール
_仕上げ・納まり

バウハウスデザインは、「Form follows function」（機能に従う形）や「Less is more」（少ないほど豊かである）というバウハウスの信条を中心に据え、すべての建築プロセスにおいてその哲学を反映させています。私たちの「仕上げ」や「ディテール」「納まり」は、機能と美しさが調和し、時間とともに豊かさを増す住まいを提供します。

仕上げ

「仕上げ」は、家全体の印象を左右する重要な要素であり、その家の品質を最も表す部分でもあります。バウハウスデザインでは、装飾に頼らず、素材そのものの持つ美しさを引き出すことに重点を置いています。＂素材＂には床材、壁、建具、窓の樹脂サッシなどもありますが、窓から見える景色や外から取り込む光や風も暮らしにとって重要な＂素材＂と考えています。

それぞれの質感や風合いを活かすことで、シンプルでありながらも豊かな空間を創り出しています。これは「Less is more」の精神に忠実に、少ない素材や色数によって、その質感と機能美が住まいに深みを与えるのです。例えば、木質がそのまま見える仕上げは、長年にわたる経年変化を楽しめるデザインであり、住まい手である家族と共に成長していく感覚をもたらします。

また、「ディテール」は、住まい全体の調和と一体感を支える不可欠な要素です。私たちは、目に見えない部分や日常的に触れる部分こそが、生活の質を大きく左右するとの信念のもと、細部に至るまで徹底的にこだわり、使いやすさと視覚的な美しさを両立させる設計がなされています。シンプルなデザインでありながらも、日常生活の利便性と快適さを最大限に引き出すことができるよう、「神は細部に宿る」の信念をもって細かな部分にも妥協せずに取り組んでいます。

納まり

「納まり」は、建築全体が美しく、そして機能的にまとまるための技術的な鍵です。接合部や継ぎ目といった見えにくい部分にこそ、建物の耐久性や機能性が反映され、結果的に長持ちする家が実現します。バウハウスデザインでは、計算された精度での施工を行い、接合部が見た目に美しく整うように仕上げています。

特に、壁と天井や柱と床の接点、窓枠やドア枠の納まりは、視覚的な美しさとともに機能性を最大化するようにデザインされており、耐震性や断熱性能も確保されています。見た目はシンプルでありながら、そこには最新の技術と職人の高度なスキルが集約されており、住まい手に安心感をもたらすと同時に、視覚的にも洗練された空間を提供しています。

バウハウスデザインの家は、デザインの美しさが機能に従うという「Form follows function」の理念を体現し、機能を追求することにより自然と美しさが生まれることを証明しています。私たちは、無駄を削ぎ落とし、本質的な要素だけで豊かさを実現する家づくりを目指し、細部にまで配慮された納まりと仕上げ、ディテールの美しさによって、長く愛され続ける空間を提供しています。

バウハウスデザインは、シンプルでありながらも豊かさが宿る住空間を創り出すことで、住む人々の生活に寄り添い、日々の暮らしがより快適で心地よいものになることを目指しています。