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断熱性能(断熱等級・HEAT20・ZEH)

バウハウスデザインでは、暮らしにおける快適性や持続可能な未来への責任を重要視し、高い水準の省エネ性能を追求した住宅づくりを行っています。

その中でも特に重要な要素が「断熱性能」です。断熱性能が高いほど、家全体のエネルギー効率が向上し、一年を通して家の中を快適な温度にすることが可能になり、冷暖房費の削減とCO2排出の低減を図ることができます。

1999年に「品確法」(住宅の品質確保の促進等に関する法律)が施行され、翌年の2000年には「住宅性能表示制度」が整備され、断熱性能をはじめとする10分野33項目(必須項目4分野10項目)の性能表示項目が規定されました。

現在の「建物省エネ法に基づく断熱等級」「HEAT20の断熱水準」「ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)の断熱水準」の3つの基準は、それぞれ異なる視点から断熱性能のレベルを示しています。

断熱等性能等級

「建築物省エネ法」に基づく基準で国土交通省が制定しています。2022年10月1日から断熱等性能等級は、7段階へ改正されました。断熱等性能等級は、「UA値*」と「ηAC値**」という2つの数値を基準にして断熱等級を分けています。

(断熱性能等級は理論値であるため、実際の建築時に2つの数値を有効化するためには、気密性を表わすC値が欠かせません。)

温熱環境(家の中の”暑い””寒い”の度合い)を決める数値

外皮面積

この2つの数値はどちらも住宅の外皮性能を構成する指標です。さらに、気候ごとに分けられた「地域区分」によって達成すべきUA値とηAC値の基準値が異なります。

地域ごとの気候差を考慮して定められたのが「地域区分」です。

気候条件に応じて国土を8つに区分し、区分ごとにUA値・ηAC値の基準値が設定されています。

住宅の断熱性能を統一的に評価する目安として普及しています。

HEAT20

HEAT20とは

「HEAT20(ヒートニジュウ)」とは、一般社団法人 「20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会」の英語名「Society of Hyper-Enhanced insulation and Advanced Technology houses for the next 20years」の略称で、2009年に有識者から構成された「20年先を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」として発足し、2020年7月22日に一般社団法人化しました。

HEAT20の基準

HEAT20においても、地域区分ごとの気候に適した断熱性能の基準値を定め、グレード(Grade)で評価しています。このグレードは、冬期に室内での体感温度を10℃~15℃以上に保つために必要な断熱性能が基準となっています。2022年に断熱省エネ等級(6・7)が制定されるまでは、HEAT20の基準が最も厳しい断熱の水準となっていました。

ZEHの断熱水準

「ZEH」(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)は、「住宅の一時消費エネルギーの収支を正味ゼロにすること」を目標に定められた水準です。

ZEHは、住宅のエネルギー消費料を抑え、太陽光発電やHEMSのようなエネルギー節約のための管理システムなどを導入することで、再生可能エネルギーを積極的に取り入れて、持続可能な住宅環境を実現するための基準です。

室内環境や住人の健康よりも2050年のカーボンニュートラル見据えたエネルギー収支をゼロにするための基準であるため、UA値はHEAT20よりも低くなっています。2024年現在、政府は2030年にZEH水準の住宅を標準とすることを掲げており、地域区分ごとのUA値の基準を定めています。

バウハウスデザインでは、このような多様な基準を踏まえ、単に光熱費を削減するための家ではなく、長く健康で快適に暮らし続けられる家づくりを目指しています。

6地域における断熱基準の比較

「断熱等級」「ZEH(+認定住宅)」「HAET20」のUA値を比較したものです。