断熱リフォームという選択
住み始めた頃の「楽しさ」を取り戻す
「建て替えようか」「住み替えようか」でも…愛着のあるわが家。長年住み慣れた我が家は、家族の歴史や思い出が詰まった大切な場所です。愛着を持って住んだ家にこれからも長く快適に暮らすために、ひとつの選択肢として「断熱リフォーム」を検討してみませんか?
高気密・高断熱の高性能住宅で培ってきた当社の施工技術が『夏は涼しく、冬は暖かい』室内環境を実現し、家中どこにいても心地よい室温が保たれ、家族が一年中快適に過ごせる空間をご提供します。
住まいの寿命と資産価値の関係性
住宅の耐久性・資産価値のカギは
「断熱性能」
住宅寿命と資産価値
住宅が結露やカビによる老朽化に陥ることなく長持ちするのは室内温熱環境が大きく影響します。先進国の『滅失住宅の平均寿命*』を比較したデータでは、アメリカの住宅が約66年、イギリスの住宅が約80年であるのに対し、日本の住宅は約32年でした。確かに「築30年」を越えると「土地の価値しかない」「建て替えないと住めない」という印象、すなわち日本の住宅寿命は他国に比べて短く、築年数が一定の限界を超えると価値が低下すると感じられる傾向があるということです。では、なぜこんなに平均築年数の差が開いているのでしょうか?
断熱性能が耐久性・資産価値の向上に繋がる
日本の住宅と諸外国の住宅との規制の大きな違いのひとつに「冬場の夜間の室温」の規定があります。地震大国の日本では「耐震性能」はよく研究されており、実際の新築時にも耐震の規制があり、構造計算等も用いられている一方で、住宅内の「温熱環境(室温)」に関する規制はありません。しかし、イギリスをはじめ、アメリカやドイツ、フランス、スウェーデンといった諸外国には『暖かい室温は人権のひとつである』という思想があるほど、健康を考慮し『断熱性能』(壁体内結露のリスクの低減)に重点を置いており、これが住宅の耐久性と資産価値向上に繋がっています。実際、高断熱の住宅は中古市場でも一般的な住宅と比べて高値で取引されています。
建て替えか?リフォームか?
建て替えるべきか?リフォームするか?
断熱リフォームのメリットをご紹介
家を建て替えるべきか、それともリフォームで十分か、「建て替えorリフォーム」はいざとなると悩ましい比較です。今までの日本では、一定の築年数が経過した住宅は、ほとんどが「スクラップ・アンド・ビルド(解体と建て替え)」の一択でした。しかし、近年では国も「既存住宅(ストック住宅)の活用」を謳っており、従来の耐用年数ではなく、実際の使用可能年数で評価する動きも出ています。既存住宅を適正にリフォームし、既存住宅の居住可能年数を延ばすことで、空家減少への効果も期待されています。
最近では、数十年前に製造された自動車を「レストア」する。といった話題もメディアで見かけることがあります。ヴィンテージカー、クラシックカー、あるいはヒストリックカーやノスタルジックカーなどと呼称されることもあります。「レストア(=restore)」とは、「復元する」「復活させる」といった意味があります。特に車のことを指してレストアと言う場合には、旧車を修理して、本来の乗れる状態まで戻すことをいいます。築年数が経過した住宅も、自動車の「レストア」や「オーバーホール」と同様にしっかりと手を入れることで、新築住宅に暮らすのと同じ様に快適に暮らすことができます。
断熱リフォームのメリット
- _コストの抑制
新築には多大な費用がかかりますが、既存住宅のリフォームなら、解体費用、地盤改良、基礎工事などの費用を削減し、予算を大幅に抑えることができます。特に、断熱リフォームは既存の住宅を最大限に活用しつつ、住まいの快適性を劇的に向上させることが可能です。予算内で理想の住環境を手に入れたいとお考えの方にとって、リフォームは非常に魅力的な選択肢となります。
- _快適性の向上
高気密・高断熱の住宅は、冬は暖かく夏は涼しい快適な住環境を提供します。断熱リフォームを行うことで冷暖房の効きが良くなり、年間を通じて快適な室内環境を維持できます。低温による健康被害のリスクや部屋間の温度差による不快感や家庭内事故、住宅の耐久性を低下させる結露の心配も軽減されるため、健康的で快適な生活を送ることができます。
- _光熱費の削減
断熱性能が向上することで、冷暖房効率が上がり、光熱費の削減に繋がります。長期的に見れば、リフォームにかかる初期投資は、その後の暮らしで継続的に生じる光熱費の削減で十分に回収可能です。
また、エネルギー消費の削減は環境にも優しく、持続可能な生活を実現する一助となります。
- _環境への配慮
断熱リフォームは、エネルギー効率を高めるだけでなく、二酸化炭素の排出量削減にも貢献します。環境に配慮した住まい作りは、未来の世代への責任を果たすことにも繋がります。
- _建築家の設計によるリノベーションの魅力
新築住宅の設計の際には、建築する土地の条件を与件として、建築家による設計が行われるように、リノベーションでは、建築家は既存住宅の現状を与件として捉えた設計とデザインを進めていきます。これにより、既存の構造や歴史を活かしつつ、最新の技術やデザインを融合させることが可能です。リノベーションは、住み慣れた家に新しい命を吹き込むと同時に、思い出を大切にしながら現代のライフスタイルに適応させることができます。
断熱リフォームは、コストパフォーマンス、快適性、光熱費削減、環境への配慮、そしてリノベーションの魅力といった多くのメリットを提供します。建て替えを考える際に、リフォームの可能性も検討してみてはいかがでしょうか。当社では、お客様一人ひとりに合わせた最適なリフォームプランをご提案いたします。お気軽にご相談ください。