光の強さや柔らかさを感じる住まいは豊かだと思う。
自然光は様々な表情を見せてくれる。
季節や時間で室内空間に変化をもたらしてくれる。
その変化に気づいたとき、
豊かな暮らしだと感じるのではないだろうか。
外と内とをつなぐ窓。
光を取り入れてくれたり、風を呼び込んでくれたり、
そして、いつも見ている風景を切り取ってくれたりする。
窓とのつきあい方を考えてみてはいかがでしょう。
機能もデザインもシンプルがいい。
余計なものがない空間は豊かだと思う。
ミニマムに住むことから始めてみてはどうだろう?
やがて時間というアクセントが加わっていくのだから。
大地にしっかり踏ん張ってくれるという安心感。
しっかりとした剛性の中に身を置くと、安心という時間が流れます。
安心と安全というのは暮らしの最低限度なスペック。
構造計算という数字に裏付けされた剛性に、開放的な空間を描く。
自然素材に対して考えること。それは、本物であること。
子ども達にも本物を感じてほしい。本物をわかってほしい。
安全な素材に囲まれてほしい。そして、経年変化を愉しんでほしい。
ただ、そう思うばかり。
住まいは美しくあるべき。
シンプルで美しいものは世代を超えて残り続けていくものです。
流行りを追って複雑なデザインほど時代に取り残されていく。
そう考えるのです。
住まいは建物だけデザインされていれば良いのでしょうか?
美しい建築には緑を添えてみたいものです。
緑のある街並み形成は、とても良いことだと考えるのです。
機能性のある空気の流れをつくる。
緩やかに流れ続ける空気を計画すること。
それは、健康な生活をつくることだと考えるのです。
暮らしをつくることは、家族の時間をつくること。
朝の時間、夜の時間。
食事を愉しむ時間、読書を愉しむ時間。
そして、子どもの成長を見守る時間。
外と内をつなぐ中間領域としての土間。
趣味の領域を広げる空間は、暮らしのアクセントになるのではないか。
そんなことを真面目に考えて設計にアプローチしてみる。
そんなに大きなものではないけど、存在感は大きい。
キャラクターも多彩だ。自分の好みを確かめるのに椅子は良いと思う。
椅子を空間のアクセントと考えると、インテリアコーディネートの答えが見つけやすい。
観葉植物をインテリアとして育ててみる。
観葉植物に意識がまわれば、きっと良い空間が維持できる。
暮らしを良い状態に保つことと、観葉植物の成長を愉しむことは良い関係性。
空間の大きさはちょうど良いほうが良い。
ちょうどよい大きさは、人との距離感から生まれてくる。
友達が遊びに来た時、夫婦だけの時、子どもの成長に合わせて。
いろんなことを考えて大きさは決まるものです。
温熱環境の良い空間の階段は多機能だ。
座って本を読めばリビングになるし、吹き抜けとしても愉しめる。
リビング階段は、空間のアクセントそのもの。
それだけに設計に組み込む難しさも愉しめる。
道路から玄関までのアプローチだって愉しみたい。
わざわざ距離をつくってみるのも風情。
帰宅にわくわく感をつくるのも大切だと考えます。